「スマホ代って、もっと安くならないの?」
「光回線を乗り換えると、キャッシュバックがもらえるって聞いたけど難しそう……」
「格安SIMって、本当にちゃんと使えるの?」
そんな疑問を持っている人に向けて、この記事を書きました。
スマホやインターネットの料金は、毎月少しずつ払っているので、あまり高く感じないかもしれません。
でも、1年、3年、6年と長い目で見ると、かなり大きな金額になります。
たとえば、毎月3,000円安くなれば、
1か月:3,000円
1年:36,000円
3年:108,000円
です。
しかも、これは「お菓子をガマンする」「遊びに行く回数を減らす」といった節約ではありません。
一度契約を見直せば、その後も毎月の料金が安くなる可能性があります。
この記事では、
- スマホ代を安くする方法
- 光回線とは何なのか
- 格安SIMは本当に大丈夫なのか
- キャッシュバック(CB)とは何なのか
- 家電量販店のキャンペーンをどう見るのか
- 光回線とスマホをセットにするメリット
- 乗り換えるときの注意点
を、できるだけ難しい言葉を使わずに説明します。
1.そもそも「固定費」ってなに?
まずは「固定費」という言葉から説明しましょう。
家計で使うお金は、大きく分けると、
変動費
と
固定費
があります。
変動費とは?
使う量によって金額が変わるお金です。
たとえば、
- 食費
- お菓子代
- 洋服代
- レジャー代
- 日用品代
などです。
「今月はお菓子を少しガマンしよう」
「外食を1回減らそう」
というように、自分で使う量を調整できます。
固定費とは?
毎月、ある程度決まって出ていくお金です。
たとえば、
- 家賃
- スマホ料金
- インターネット料金
- 保険料
- サブスク料金
などがあります。
ただし、電気代やガス代などは使う量によって変わるため、厳密には「完全な固定費」ではありません。
2.なぜ固定費を見直すと節約しやすいの?
ここが大切です。
たとえば、毎月3,000円節約するとします。
お菓子や外食をガマンして3,000円節約するのは、毎月続けるのが大変ですよね。
でも、スマホ代やインターネット代を見直して、毎月3,000円安くできたらどうでしょう?
一度契約を見直せば、毎月自動的に3,000円安くなる可能性があります。
つまり、
「毎月ガマンして3,000円節約する」
のではなく、
「契約を一度見直して、毎月3,000円安くする」
という考え方です。
たとえば、
| 期間 | 毎月3,000円安くなった場合 |
|---|---|
| 1か月 | 3,000円 |
| 1年 | 36,000円 |
| 3年 | 108,000円 |
| 6年 | 216,000円 |
になります。
もちろん、実際にいくら安くなるかは、今使っているスマホや光回線によって違います。
だからこそ、「自分の家ではいくら安くなるのか?」を見ることが大切です。
3.おうちの「光回線」と「Wi-Fi」は別もの
ここは、よく間違えられるポイントです。
「家のWi-Fiを契約する」
と言う人も多いですが、正確には、
光回線とWi-Fiは別のもの
です。
光回線ってなに?
光回線は、おうちとインターネットをつなぐための通信回線です。
光ファイバーという線を使って、大量のデータを高速で送ります。
YouTubeを見たり、オンラインゲームをしたり、動画をダウンロードしたりするときにも使われます。
Wi-Fiってなに?
Wi-Fiは、家の中でスマホやパソコンなどをインターネットにつなぐための「無線通信」の仕組みです。
イメージすると、
インターネット
↓
光回線
↓
家のルーター
↓
Wi-Fi
↓
スマホ・パソコン・ゲーム機
という関係です。
つまり、
光回線=インターネットを家まで運ぶ道路
Wi-Fi=家の中で電波を飛ばす仕組み
と考えると分かりやすいでしょう。
4.スマホの料金は「大手キャリア」だけじゃない
スマホ会社というと、
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- 楽天モバイル
を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、スマホの料金プランはこれだけではありません。
たとえば、
- Y!mobile
- UQ mobile
- ahamo
- LINEMO
- povo
- IIJmio
- 日本通信SIM
など、さまざまなサービスがあります。
それぞれ料金やサービス内容が違います。
5.「格安SIM」って本当に大丈夫?
「格安SIMって安すぎない?」
「ちゃんと電話できる?」
「インターネットにつながる?」
と心配になる人もいるでしょう。
結論から言えば、格安SIMだから危険というわけではありません。
ただし、サービスによって、
- 通信速度
- 店舗サポート
- データ容量
- 通話料金
- 使えるサービス
などが違います。
そのため、
「一番安い会社を選べば正解」
というわけではありません。
自分がどれくらいスマホを使うのかを考えて選ぶことが大切です。
6.どうして安いスマホ料金が作れるの?
安いサービスには、安くできる理由があります。
たとえばオンライン中心のサービスなら、店舗をたくさん持つ必要がありません。
店舗の家賃や、人件費などを抑えられるため、その分を料金に反映できる場合があります。
また、MVNOと呼ばれる事業者は、ドコモなどの大手通信事業者から通信回線を借りてサービスを提供しています。
つまり、
「安い=怪しい」
という単純な話ではありません。
ただし、安い代わりに「店舗サポートが少ない」などの違いがあるため、自分に合っているかを確認しましょう。
7.光回線とスマホをセットにすると安くなることがある
ここからが、この記事の重要ポイントです。
スマホと光回線には、
「セット割」
と呼ばれる仕組みがあります。
たとえば、対象のスマホと対象の光回線を組み合わせることで、スマホ料金が毎月割引される場合があります。
代表的なのが、
SoftBank・Y!mobile × SoftBank 光
au・UQ mobile × auひかりなど
ドコモ × ドコモ光
といった組み合わせです。
ただし、割引額や対象プランは変更されることがあります。
たとえばSoftBank公式では、2026年10月時点でY!mobileの「シンプル3」に対する「おうち割 光セット(A)」について、1人あたり毎月1,650円割引と案内されています。
大切なのは、
「光回線だけの料金」ではなく、「スマホ代まで合わせた家族全体の料金」で考えること
です。
8.キャッシュバック(CB)ってなに?
「CB」という言葉もよく登場します。
CBは、
Cash Back(キャッシュバック)
の略です。
簡単に言えば、
「うちのサービスを契約してくれたら、特典としてお金やポイントをプレゼントします」
というキャンペーンです。
たとえば、
「乗り換えで30,000円キャッシュバック!」
というキャンペーンがあれば、条件を満たすことで30,000円分の特典を受け取れる場合があります。
9.キャッシュバックは「金額だけ」で選んではダメ!
ここは非常に重要です。
「50,000円キャッシュバック!」
と書いてあったら、
「50,000円もらえる!一番お得!」
と思ってしまいますよね。
でも、それだけでは判断できません。
確認したいのは、
- いくらもらえる?
- 現金?ポイント?
- いつもらえる?
- 申請は必要?
- 申請期限は?
- オプション加入が必要?
- 月額料金はいくら?
- 工事費はいくら?
- 解約すると費用がかかる?
- 乗り換え前の回線の費用は?
です。
たとえば、キャッシュバックが50,000円あっても、月額料金が高ければ、長期間使うと差が小さくなることがあります。
だから、
「最大○万円!」
だけを見るのではなく、
「最終的にいくら払うの?」
まで計算することが大切です。
10.家電量販店では「現金以外」の特典もある
家電量販店では、光回線やスマホの契約に合わせて、
- 家電の値引き
- ポイント
- 商品券
- 端末の割引
- その他の特典
などが用意されることがあります。
ただし、キャンペーン内容は店舗・時期・契約条件によって変わります。
そのため、
「ネットで見たキャンペーンと、お店のキャンペーンが同じ」とは限りません。
お店で契約する場合は、
「この特典を受け取るために、何を契約する必要がありますか?」
と確認しましょう。
11.「家電4万円引き」の本当の意味を考えよう
たとえば、
「光回線を契約すると、家電が40,000円引き!」
と言われたとします。
とてもお得に見えます。
でも、ここで考えてほしいことがあります。
「その家電、本当に必要?」
です。
もともと10万円の冷蔵庫を買う予定だったなら、40,000円引きは大きなメリットです。
でも、
「40,000円安くなるから、特に必要ではないテレビを買おう」
となったら、本当の意味で節約できたとは言えません。
お得なキャンペーンは、
「必要なものを安く買う」
ために使うのがおすすめです。
12.スマホ+光回線+キャッシュバックを全部まとめて考える
ここまでの話を、一度まとめてみましょう。
たとえば、
パターンA
スマホ代が高い
↓
光回線も高い
↓
何も見直さない
となれば、毎月の支払いはそのままです。
一方で、
パターンB
スマホを自分に合った安いプランへ変更
↓
光回線をセット割の対象に変更
↓
乗り換えキャンペーンを利用
↓
キャッシュバックを受け取る
となれば、
毎月の料金+最初にもらえる特典
の両方で得をする可能性があります。
13.「一番安い会社」を探すより「家族全体」で考える
ここも重要です。
たとえば、お父さん1人だけで考えると、
「このスマホが500円安い!」
となるかもしれません。
でも、お母さんと子ども2人も同じセット割の対象になるなら、家族全体では大きな差になることがあります。
たとえば、
1人あたり月1,000円安くなる
場合、
4人家族なら、
1,000円 × 4人 = 月4,000円
です。
1年間なら、
48,000円
になります。
3年間なら、
144,000円
です。
だからこそ、
「自分のスマホだけ」ではなく、「家族全員でいくらになるか?」
を見ることが大切です。
14.「13カ月ごとに乗り換える」は本当にお得?
ネットでは、
「1年ごとに光回線を乗り換えてキャッシュバックをもらおう!」
という考え方もあります。
確かに、キャンペーンだけを見ると魅力的です。
しかし、
「13カ月ごとに乗り換えれば必ず得」
とは言えません。
なぜなら、
- 新しい工事が必要になる場合がある
- キャッシュバックの条件が違う
- 受け取りまで時間がかかる
- 手続きが必要
- 乗り換え前の回線に費用が発生する場合がある
- セット割の条件が変わる
- キャンペーンがいつも同じとは限らない
からです。
そのため、
「何カ月で乗り換えるか」ではなく、「乗り換えた場合と乗り換えない場合の総額を比較する」
のがおすすめです。
15.おすすめは「○年ごと」ではなく、まず計算すること
たとえば、
今のまま6年間使った場合
スマホ+光回線
↓
6年間で○○万円
乗り換えた場合
スマホ+光回線
↓
キャッシュバック
↓
セット割
↓
乗り換え費用
↓
6年間で○○万円
この2つを比べます。
そして、
「6年間で何万円違うのか?」
を確認します。
これなら、
「1年ごとに乗り換えた方がいい」
「3年ごとがいい」
と決めつける必要がありません。
16.ドコモ miniを使っている人は要注意
ドコモの料金プランも変化しています。
たとえば「ドコモ mini」は4GB・10GBのプランとして提供されていますが、2026年11月30日で新規受付を終了し、2026年12月1日から「ドコモ mini2」が開始される予定です。
また、以前の「irumo」は現在も契約中の人は利用できますが、2025年6月4日に新規受付が終了しています。
そのため、
「ドコモの格安プラン=irumo」
と考えている古い記事には注意してください。
料金プランはどんどん変わります。
この記事でも、料金やキャンペーンは記事を読んだ時点の公式情報を確認することをおすすめします。
17.契約する前に確認したい「5つの約束」
ここまで読んだら、いよいよ実際の乗り換えです。
でも、その前に5つだけ確認しましょう。
約束① キャッシュバックの条件を確認する
「最大○万円」だけを見ないで、
自分はいくらもらえるのか?
を確認しましょう。
約束② 受け取り時期を確認する
キャッシュバックは、
契約したその日に受け取れるとは限りません。
数カ月後に申請するタイプもあります。
「いつ申請するのか?」
「どこから連絡が来るのか?」
をメモしておきましょう。
約束③ オプションを確認する
キャンペーンの条件として、有料オプションへの加入が必要になる場合があります。
必要のないオプションなら、
いつまで契約する必要があるのか?
を確認しましょう。
そして、不要になったら解約を忘れないようにしましょう。
約束④ 本当に必要な家電だけ買う
「3万円引き!」
「5万円引き!」
と言われると欲しくなります。
でも、
買わなければ0円
です。
必要なものならお得。
必要のないものなら、いくら値引きされても出費です。
約束⑤ 乗り換える前に「今の契約」を確認する
乗り換える前に、
- 今の月額料金
- 契約内容
- 解約時の費用
- 工事費の残り
- レンタル機器
- メールアドレス
- セット割
- 現在受けているキャンペーン
を確認しましょう。
「新しい会社が安い!」
だけで飛びつくのではなく、
今の契約をやめたら何がなくなるのか?
まで確認することが大切です。
18.結局、どうすればいい?
ここまで読んで、
「なんだか難しそう……」
と思った人もいるかもしれません。
でも、やることは意外とシンプルです。
STEP1
今、スマホと光回線に毎月いくら払っているか調べる。
↓
STEP2
家族全員のスマホ料金を調べる。
↓
STEP3
セット割が使える光回線・スマホを調べる。
↓
STEP4
キャッシュバックを確認する。
↓
STEP5
1年間、3年間、6年間の合計金額を比較する。
これだけです。
まとめ|「安い」ではなく「全部合わせていくら?」で考えよう
スマホと光回線の節約で一番大切なのは、
「月額料金が一番安い会社」を探すことではありません。
大切なのは、
スマホ代
+
光回線代
−
セット割
−
キャッシュバック
+
必要な費用
を全部合わせて、
「結局、いくら払うの?」
と考えることです。
そして、キャッシュバックだけを見て乗り換えるのではなく、
「毎月の料金」
「家族全員の料金」
「キャンペーンの条件」
「キャッシュバックの受け取り方」
まで確認しましょう。
スマホや光回線は、一度見直すだけで毎月の支払いが変わることがあります。
「節約=ガマン」
ではありません。
必要なサービスを、必要な分だけ、できるだけ安く使う。
これが、無理なく続けられる節約です。
まずは今日、スマホと光回線の請求書を開いて、
「うちは毎月いくら払っているんだろう?」
と確認するところから始めてみましょう。